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鎌倉の「長谷観音」こと海光山(かいこうざん)慈照院長谷寺は、奈良時代からある歴史ある寺院です。
日本で最も大きい高さ9.18メートルの木彫仏「十一面観世音菩薩像」を御本尊とし、観音霊場の象徴としても知られています。
この尊像は、養老5年(721年)に奈良で霊木から造られた2体の十一面観音のうち「ご縁があった場所で人々を救うように」と願って海に流されたものが三浦半島にたどり着いたと伝わっています。
令和3年(2021年)には御本尊造立1300年を迎え、記念法要に併せ様々な催し物や記念頒布が準備されています。
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長谷寺(鎌倉)御朱印受付時間や場所は?
長谷寺の御朱印受付時間は午前8時から午後4時30分です。
1年間通して受付時間は同じですが、開門時間は季節によって違いますのでご注意ください。
長谷寺の御朱印受付場所は、山門を入ってすぐ左側にある朱印所で御朱印がいただけます。
窓口に「朱印所」という看板がかかっており、見本が飾られていますのですぐに見つけられますね。
御本尊をお参りした証として御朱印を頂けますので、お参りの前に朱印所に御朱印帳を預け番号札を受け取り、帰りに番号札を戻していただくきまりです。
混雑時には御朱印は1種類のみの授与など、状況によって対応が変わります。
あらかじめ心づもりをしてご参拝いたしましょう。
御朱印代の他に拝観料も必要ですのでお忘れなく。
開門時間 | |
夏時間(3月~9月) | 午前8時から午後5時まで開門 午後5時30分閉山 |
冬時間(10月~2月) | 午前9時から午後4時30分まで開門 午後5時閉山 |
大人は400円、小学生と鎌倉市福寿手帳ご持参の方は200円です。
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長谷寺(鎌倉)の御朱印の種類
長谷寺は坂東三十三観音霊場、鎌倉三十三観音霊場、鎌倉六阿弥陀霊場、弘法大師相模二十一ケ所と複数霊場の札所になっています。
また、江の島七福神巡りの「大黒天」のお寺でもあるため、通常6種類の御朱印がいただけます。
期間限定の御朱印が頂ける時期はさらに御朱印の数が増えるので楽しみですね。
- 御本尊 十一面大悲殿(観音様)の御朱印
- 坂東三十三観音霊場 第四番札所の御朱印
- 鎌倉三十三観音霊場 第四番札所 の御朱
- 江の島七福神巡り 出世開運 大黒天の御朱印
- 厄除け 阿弥陀如来 「鎌倉六阿弥陀霊場 第二番札所」の御朱印
- 弘法大師相模二十一ケ所 第十二番札所
- 御詠歌 坂東三十三観音霊場 第四番札所の御朱印
- 期間限定「冬拝観」
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御本尊 十一面大悲殿(観音様)の御朱印
御本尊の御朱印は公式HPでご紹介されている御朱印と、ご紹介されていない御朱印の2種類があります。
【坂東三十三観音霊場 第四番札所の御朱印】
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公式HPでご紹介されている御本尊の御朱印です。
中央にはひし形の中に「鎌倉観世音長谷」と記された御朱印、右上に「坂東四番」左下に「長谷寺印」の御朱印が押されています。
中央御朱印の上に「十一面大悲殿」右側に「海光山」左下に「長谷寺」の墨書きがあり、左上に参拝日が書かれており、御朱印料は300円です。
坂東三十三観音霊場には専用の納経帳(御朱印帳)のほか、白衣に御朱印をいただく
「笈摺(おいずる)」や掛け軸にいただく「納経軸」もあります。
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【鎌倉三十三観音霊場 第四番札所 の御朱印】
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坂東三十三観音霊場 第四番札所とほぼ同じ御朱印と墨書きがある観音様の御朱印で、右上に押された札所の印が「鎌倉観世音第四番」になっているところが唯一の違いです。
こちらの御朱印は公式HPには記載されていませんが、御朱印所で申し出ると頂くことができ、御朱印料は300円です。
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江の島七福神巡り 出世開運 大黒天の御朱印
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公式HPでご紹介されている大黒天の御朱印です。
中央には玉ねぎのような形をしている擬宝珠(ぎぼし)の中に大黒天璽(だいこくてんじ:「璽」とは高貴な方が持つ印のことです)と書かれた御朱印、右上には「鎌倉江の島七福神」、左下には「長谷寺印」の御朱印が押されています。
中央御朱印の上には大黒天を表す梵字の「マ」と「大黒天」、右側に「出世開運」、左側に「長谷寺」の墨書きがあり、左上に参拝日が書かれています。
数ある長谷寺の御朱印の中でも、擬宝珠の御朱印は大黒天の御朱印だけですので貴重ですね。
御朱印料は300円です。
鎌倉江の島七福神には、専用の色紙や御朱印帳もあります。
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厄除け 阿弥陀如来 「鎌倉六阿弥陀霊場 第二番札所」の御朱印
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中央に梵字(キリーク)が書かれた火防宝珠の御朱印、右上に「鎌倉六阿弥陀」、左下に「長谷寺印」の御朱印が押されています。
中央御朱印の上には「阿弥陀如来」の墨書きがあり、右側に「厄除け」左側に「長谷寺」と書かれています。
源頼朝が厄除けのために建立した誓願寺が廃寺になった際、安置されていた阿弥陀如来像が長谷寺に渡り、現在の阿弥陀堂にお祀りされたと伝わっています。
御朱印料は300円です。
弘法大師相模二十一ケ所 第十二番札所
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長谷寺は浄土宗系の単立寺院ですが、弘法大師が修行の時に長谷寺の弁天窟に籠られていたというご縁により、弘法大師の御朱印がいただけます。
中央には複雑な書体の文字が書かれたひし形の御朱印、右上には「相模鎌倉第十二番」、左下には「長谷寺印」の御朱印が押されています。
中央御朱印の上に大きく「弘法大師」と墨書きされ、右側には「かまくら」、左側には「長谷寺」の墨書きがあります。
「かまくら」とひらがなで書かれているところがレアですね。
御朱印料は300円です。
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御詠歌 坂東三十三観音霊場 第四番札所 の御朱印
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中央に丸っぽい字体で「鎌倉 観世音 長谷」と書かれたひし形の御朱印、右上に「坂東四番」、左下に「長谷寺印」の御朱印が押されています。
墨書きされた御詠歌はとても達筆です。
長谷寺へ まいりて沖をながむれば 由井のみぎはに 立はしらなみ
(はせでらへ まいりておきをながむれば ゆいのみぎはに たつはしらなみ)
長谷寺から臨む由比ヶ浜の水際の白波が浮かんでくるような筆致ですね。
御朱印料は300円です。
期間限定「冬拝観」
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秋季夜間特別拝観(11月1日から12月20日)に併せた期間限定の御朱印で御朱印料は300円で、オンライン申し込みもあります。
中央には二重丸の中に「鎌倉観世音長谷」と書かれた御朱印、右上には「冬拝観」、左下には「長谷寺印」の御朱印が押されています。
二重丸の御朱印は珍しいですね。
右上の「冬拝観」も温かみがあるフォントです。
中央には「大悲殿」、左側に「長谷寺」の墨書きがあります。
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長谷寺(鎌倉)の御朱印帳の種類
あじさいの御朱印帳
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鎌倉三大あじさい名所として有名な長谷寺らしいデザインの御朱印帳ですね。
表紙・裏表紙全体が薄紫で白く流れる波と紫色のあじさいが刺繍されています。
上品で静かな気品が漂っています。
サイズは18cm×12cm、1,500円です。
もみじの御朱印帳
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ゴブラン織りのような生地に紅葉色~黄金色のグラデーションに輝く紅葉の輪がいくつも織り込まれた素敵な御朱印帳です。
落ち着いた色目の中に、しっとりとした華やかさが感じられますね。
サイズは18cm×12cm、1,500円です。
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手毬と桜の御朱印帳
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晴れ着のような美しい和柄の御朱印帳、ちりばめられた色とりどりの桜と表紙右下に大きくあしらわれた手毬が華やかですね。
地色は桃色の他に黄色と緑色があり、色違いでずいぶん印象が違います。
サイズは16cm×11cm、1,200円です。
和み地蔵御の御朱印帳
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表紙には長谷寺のトレードマーク「和み地蔵」が描かれ、表表紙・裏表紙に長谷寺に生息する数々の植物が描かれています。
植物のイラストは、図鑑に出てくる手書きイラストのように花弁や葉の細部まで詳細に描かれています。
表紙と裏表紙に書かれた文字は全て金文字。
サイズは16cm×11cm、1,200円です。
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和み地蔵の御朱印帳(単色)
薄紫、柿色、紺色の3色展開で無地の表紙・裏表紙です。
麻生地でつくられており、表紙右下には和み地蔵の線画がプリントされており、左上には「御朱印帳」の文字があります。
サイズは16cm×11cm、蛇腹タイプで1,200円です。
別売りでお揃いの巾着袋も頒布されており、御朱印帳・巾着袋ともオンライン申し込みができます。
和み地蔵の御朱印帳(若草色)
長谷寺御朱印帳と
本日 頂戴しました御朱印です。幸せな参拝でした。 pic.twitter.com/HCQ0jIWpFy— ひろこちゃ〜ん (@tiga23uni) November 22, 2016
渋めの若草色の地に白い手毬柄があしらわれています。
表紙の右下に線画の和み地蔵とあじさいが描かれ、裏表紙中央に寺紋と「鎌倉長谷寺」が縦書きで記されています。
渋めの色合いの中から温かみがにじみ出てくるような雰囲気の御朱印帳ですね。
カノンくんの御朱印帳
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長谷寺のキャラクター「カノンくん」の御朱印帳には、地蔵・蓮・銀杏など長谷寺にちなんだ小さいイラストがたくさん描かれています。
白地に薄い色使いのイラストで、こちらも和み系の御朱印帳ですね。
サイズは16cm×11cm、1,200円です。
この他に、坂東三十三観音専用の御朱印帳にも長谷寺の御朱印をいただくページがあります。
見開き右側のページには御詠歌が書かれていて、御朱印と御詠歌の両方を楽しめますね。
サイズはA4と大きめです。
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長谷寺(鎌倉)のお守り
長谷寺で授与されているお守りの一つ「みがわり鈴」は、素焼きの小さな素朴な鈴に組み紐がついたお守りです。
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持ち主に厄災がふりかかる時、身代わりになって割れてくれるという御利益があることで人気があります。
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鈴は下半分に釉薬をかけて焼かれており、一つ一つ色の出方が違っていますが、どれもやさしい音色。
小ぶりな鈴に「長谷寺」と梵字(キリーク)が刻まれていて、組みひもの色も選べます。
ご縁があった鈴がみがわりとして割れてくれた時には、お守りいただいたお礼にご参拝されるのがお勧めです。
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まとめ
見晴台からは鎌倉の海を見下ろせ、元旦には初日の出を拝むことができるという素晴らしい景観から観光スポットとしても愛されています。
古くから親しまれていただけあって沢山の霊場の札所となり参拝する人々を見守り続けてきました。
参拝の証としていただく御朱印ですが、コロナ禍や遠方の方など参拝が難しい方向けに一部の御朱印や御朱印帳はオンラインでの申し込みを受け付けています。
時代に合わせて寄り添ってくださる優しさが感じられますね。
自然が豊かで季節ごとの景色も見事な長谷寺は、御朱印をお願いしている間に境内を散策する楽しみも大きい寺院です。
今はオンラインでという方も、後日是非ご参拝なさってくださいね。
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