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「雷門」と書かれた大きな提灯や参道にならぶにぎやかな仲見世で有名な浅草寺(せんそうじ)は常に国内外からの観光客でにぎわっており、年間なんと3000万人もの参拝客が訪れています。

「あさくさかんのん」として親しまれている浅草寺は1400年近い歴史を持つ由緒あるお寺で、推古天皇の時代(飛鳥時代)に御本尊がお姿を現されたと伝わっています。

浅草寺は何度も江戸の大火を免れ、東京大空襲で罹災した後も御拝領や御寄進、多くの人々の信仰心に支えられてきました。

境内はとても広く、観音様の大きな力に包み込まれたような空間が広がっています。

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浅草寺の御朱印受付場所と受付時間

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浅草寺の御朱印は本堂の西側(本堂に向かって左側の薬師堂の奥)にある影向堂(ようこうどう)で受付していただけます。

影向堂には御本尊の観音様をお助けする十二支の守り本尊がお祀りされています。

受付時間は一年を通じて午前8時から午後5時までですが、お正月と四万六千日の縁日の日は特別時間となりますので確認が必要ですね。

影向堂では御朱印の他に御朱印帳も頂けます。

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浅草寺の御朱印

浅草寺では御本尊である聖観世音菩薩の御朱印の他に浅草七福神の一人大黒天様の御朱印がいただけます。

ここでは現在いただける御朱印の他に、今ではいただくことができない幻の御朱印をご紹介いたしましょう。

御本尊の御朱印

浅草寺は江戸三十三観音、坂東三十三観音と二つの霊場の札所です。

同じ御本尊の御朱印でも札所の印がまた違っているのですね。

余談ですが、観音様の霊場が江戸も坂東も同じ「三十三」か所なのか気になりませんか?

観音様が衆生を救うとき、その人に合わせて三十三変化されると法華経に記されているためです。

江戸三十三観音 第1番札所


江戸三十三観音霊場は東京都内で観音様をお祀りしているお寺は台東区や文京区、港区といった東京の中心地にある三十三か所の観音霊場です。

この中で1番目の札所となっているのが浅草寺。

何番目の札所から回ってもよいものですが、1番というのはやはり響きが良いですね。

右上に「江戸三十三観音札所第一番」の四角い印、中央に御本尊である「聖観世音(しょうかんぜおん)」の四角い御朱印、左下に「浅草寺印」の角印が押されています。

中央御朱印の上には梵字と「聖観世音」、右側に「奉拝」「金龍山」、左側に参拝日と「浅草寺」の墨書きがあります。

御朱印代は500円です。

坂東三十三観音 第33番札所

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坂東三十三観音では、箱根の坂足柄峠より東の地域をさす「坂東」、今でいう関東地方の神奈川県、埼玉県、東京都、群馬県、栃木県、茨城県、千葉県の7県にある33か所の観音様をお祀りしているお寺をめぐります。

東京都で唯一の霊場であるのが13番札所の浅草寺。

坂東三十三観音の御朱印は御本尊の御朱印で、先に紹介しました江戸三十三観音の御朱印とほとんど同じで右上の霊場の印が「阪東拾三番」となっています。

「阪」という字が使われているところが歴史を感じさせますね。

御朱印代は500円です。

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大黒天の御朱印 浅草名所七福神


浅草寺は江戸時代から人々に親しまれていた「浅草名所七福神」の一つ大黒天様をお祀りしています。

中央には「大黒天」と文字が入った宝珠の御朱印、右上には「浅草名所七福神」、左下には「浅草寺印」の御朱印。

中央御朱印の上には大きく「大黒天」、右上に「奉拝」左側に参拝日が墨書きされています。

御朱印代は500円です。

このほかに七福神の御朱印用色紙、和紙(福絵)もありますので、七福神巡りをして御朱印をいただく時は専用の色紙や福絵にいただくのも良いですね。

御詠歌の御朱印 坂東三十三観音

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坂東三十三観音、浅草観音の御朱印には御詠歌の御朱印もあり、受付で「坂東の御詠歌の御朱印」をお願いすると頂けます。

「深きとが 今よりのちは よもあらじ つみあさくさへ まいる身なれば」と墨書きされ、右上には「坂東拾三番」の角印、中央に「観世音」の御朱印、左下に「浅草寺印」の印が押されています。

ちなみに阪東三十三か所「御朱印用白衣」にはこの御詠歌が書かれており、その上に御朱印をいただくことができます。

御朱印代は500円、白衣に宝印のみ頂くときは300円です。

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九尊佛の御朱印

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浅草寺の御朱印には、今はいただけない御朱印があります。

中央に干支の名が刻まれたひし形の御朱印が押され、右上に「金龍山」左下に「影向堂」の角印が押された九尊佛の御朱印です。

こちらは御朱印の印が壊れてしまい、今はもう頂くことができないということ。

ぜひ復活して欲しいですね。

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浅草寺の御朱印帳

浅草寺の御朱印帳は和柄で粋なデザイン。お色目も深みが感じられます。

蒔絵御朱印帳(朱色・白色)

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蒔絵御朱印帳は浅草寺でもっとも有名な「雷門」の提灯がポイントになったデザインです。

赤字に赤い提灯で、かなりインパクトが強いですね。

表紙の下側にある「朱印長」の文字と裏表紙に縦書きされている「金龍山 浅草寺」の文字は金色です。

裏表紙は無地に金文字のみでとてもシンプル。

材質もしっかりしていてつるつるとした手触りが素敵な蒔絵御朱印帳はお色違いで白色もあります。

白地の御朱印帳は結構珍しいですね。

雪景色のようで朱色とはまた違った美しさが感じられます。

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御朱印帳には「お取り扱いについて」の注意書きが挟まれています。

伝統工芸の蒔絵が施されています。

しめらせたやわらかい布で軽く拭くのがよいということ。

大切に扱いたいですね。

サイズは18センチ×12センチ、3,000円です。

龍と波柄(紺・朱)

 

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「金龍山」の名を表したような金色の龍が刺繍された御朱印帳。

御本尊である観世音菩薩像が発見されたことを喜んで金の龍が現れたという伝承にちなんでいます。

光沢がある波模様の記事に均等に並ぶ龍が輝いています。

個人的に、龍の体のうねりと波模様がリンクしているデザインがとても気に入っています。

こちらはお色違いで朱色があります。

サイズは18センチ×12センチと16センチ×11センチの2種類があり、大きいサイズが1,500円、小さいサイズが1,300円です。

二つのサイズがそろっているのは珍しいですね。

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このほかに紐とじタイプの坂東三十三観音霊場納経帳(金襴)、坂東札所 納経帳(青緑紬風)もいただけます。

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まとめ

浅草寺は日本屈指の観光地浅草に位置するだけあって、東京メトロ・都営地下鉄・東武スカイツリーライン・つくばエクスプレスといった鉄道のほか都営バスや循環バスも充実しており各所からのアクセスは抜群です。

残念ながら専用駐車場はありませんので、お車の方はご注意を。

仲見世通りには御朱印帳や御朱印帳袋を沢山扱っているお店が何件もあります。

ネットでの通販が浸透している現代も、数あるなかからお気に入り・掘り出しものを探し出す楽しみは格別ですよね。

神聖な空気の中でお詣りをして御朱印をいただける有難さと人々の賑わいを楽しめる浅草寺は何度でも訪れたい御朱印スポットです。

浅草寺 基本情報

聖観音宗 あさくさ観音 浅草寺

住所   東京都台東区浅草2-3-1

電話番号  03-3842-0181

公式HP 聖観音宗 あさくさかんのん 浅草寺 公式サイト (senso-ji.jp)

YouTube 宗教法人 浅草寺 公式チャンネル – YouTube

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